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障害者リハビリ活動の支援が決定
在チェンマイ日本国総領事館のHPから転用

 日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「チェンマイ県ムアン郡マッケーン・リハビリテーション・センターにおける障害者リハビリ体制向上計画」にかかる総額2,981,300バーツ(約950万円)の支援を決定しました。3月13日、在チェンマイ日本国総領事館にて、藤井昭彦総領事とマッケーン・リハビリテーション・センター理事長のアッチャラー・チェンウィチャイ氏との間で署名式が行われました。



 タイ国統計局の2007年のデータによれば、タイ国内の障害者数は約187万人でその45%が身体障害者となっています。同年障害者エンパワメント法が成立し障害者支援の包括的な制度策定が開始されましたが、政府の支援はいまだ十分とは言えません。障害者自立センターは2010年現在全国に7ヶ所しかなく、対応可能な障害者数はわずか千人あまりです。その一方で、今後タイでは高齢化が進むため、加齢に伴う障害を持つ人の数はさらに増加することが予想されています。

 マッケーン・リハビリテーション・センターは、キリスト教宣教師でもあったジェームス・マッケーン医師により、ハンセン病患者のための施設としてチェンマイ郊外(当時)のピン川中洲に設立されました。その後1908年にタイ政府から、現在のチェンマイ市パーデート地区において医療機関としての認可を受けました。近年はハンセン病に対する特効薬が開発されたほか、政府のハンセン病患者に対するケアも手厚くなってきたため、運営方針を変換し、ハンセン病患者だけではなく、小児マヒ患者、多発性硬化症の他、事故や加齢に起因する身体障害を持つ患者たちのリハビリテーションも行っています。
 同センターでは、多角的な障害者の自立支援を実施してきました。身体機能回復のためのリハビリ、障害者それぞれの障害に合わせた装具の開発、製作、無償提供、公的機関と連携した就労支援などです。このような障害者の自立支援推進は、障害者自身の生活の質の向上につながると同時に、その家族の負担の大幅な軽減にもつながります。一方同センターの運営において、障害者部門の収入の大半が寄付によるものであるため、リハビリ用機材や車両の老朽化に対応できていませんでした。

 このたび、日本政府はマッケーン・リハビリテーション・センターからの障害者リハビリ関連機材整備の要請を受け、車椅子昇降機付ワゴン型自動車1台およびリハビリテーション用機材の支援を決定しました。この支援が、同センターによる障害者リハビリ活動に活用され、チェンマイ市及び周辺地区における障害者の自立支援と、高齢化社会における質の高い生活の維持に寄与することが期待されます。

以上です。


 
author:チェンマイを日本語でご案内する『バーン・チェンマイ』のブログ, category:プチ情報, 17:58
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